ベクトルを合わせる
操体法の基本的な動作の一つだと思いますが、
このベクトルを合わせることができればまた一つ違ったものが見えてきそう。
12月から手を柔らかくする、
手に持ったものを静かに扱う、
解剖生理学を学ぶ、
発信をする、
手から肩までの力を抜いて丹田を意識するを
毎日の宿題としてきました。
今までの宿題は自分一人でできるものだから気楽と言えば気楽でした。
いま取り組み始めた「ベクトルを合わせる」は最低でも誰かと合わせることが必要なので、他者を意識しなければなりません。
若いころに先輩が
「俺に合わせろ!」と言っていたことを思い出しました。
その頃は、呼吸を合わせるために、
先輩と目標を共有したり、
一緒に行動したり、
飯を食べさせていただいたり、
癖を指摘してもらい
育てていただいたのですが
「合わせる」というより同じ方向を強制的に
向かせていただいているという感じでした。
感謝しかありません。
「ベクトルを合わせる」=「俺に合わせろ」になるかな?
同じ方向を見て目標達成のために突き進むには「呼吸を合わせる」ほうがしっくりくる。
ではベクトルを合わせて、逆行性の収縮を入れるためには動きを否定せず「そう動きたいんですね」=「そだね」がしっくりくる。
日常生活では他者を認めることがベクトルを合わせる修行になりそうです。