手の技能について(作業療法学全書「作業治療学」発達障害より)
手の技能は大きくわけて6つの段階があります。
◎リーチ
◎把握
◎解放(リリース)
◎ものの操作
◎両側統合機能
◎道具の使用
以上の6つです。
それでは、いっぽいっぽで行っている作業療法を説明していきます。
◎リーチ
一、両方の腕を全可動域動かす
一、肘を伸展し、正中線に届く
一、正中線を越えてリーチする
意識づけて運動、ストレッチなどで効果があります。身体機能的に難しい人は
介助者と一緒に無理なく運動します。
◎把握
一、全手掌握り
一、橈側手指握り
一、標準的なピンセット握り
一、球状のものを握る
ボール遊びや粘土遊び、紙ちぎりなどでできます。
◎解放(リリース)
一、自由にものを離せる
一、2,5センチ角のものを容器に入れる
一、2,5センチ角のものを積み上げる
一、ボールを90センチ以上投げる
プットイン作業やボール投げ、楽しみながらストラックアウト、積み木などでできます。
◎ものの操作
一、両手でものを操作する
一、指から手掌に小さなものを動かす
一、手掌から指にものを動かす
一、ビンの蓋を取る(ねじって)
一、本のページやカードをめくる
一、粘土で小さな玉を作る
一、鉛筆を持ち替える
一、鉛筆を回して消しゴムを使い元に戻す
◎両側統合機能
一、大きなボールを両手で持つ、はこぶ
一、色をぬったり、字を書くときに紙をおさえる
一、はさみを使うときに紙を持つ
一、はさみを使うときに紙を操作する
◎道具の使用
一、はさみで切る(直線、単純な形、複雑な形)
一、マジックなどでなぐり書きをする
一、形を模倣する
一、学年相当の字が書ける
以上のような段階を踏まえて、児童の発達段階を把握していきます。
あるおもちゃや課題にあきている、集中できないなどの理由のひとつに
その「遊び」「おもちゃ」「課題」を卒業していることが挙げられます。
その子に「ヒットする」遊びやおもちゃ、課題は必ずあります。参考にしてみてください。
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Quiana Stuhr (木曜日, 02 2月 2017 01:58)
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